とある日の撮影
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2/17 月曜日週の始まり。
昨日は篠原紙工での撮影が2件入っていて、にぎやかな日。ひとつは独特な風合いの木製マグカップ、「ジンカップ」を制作しているアーティスト、Jin Akihiro さんの本、『The history of jincup “WE ARE FAMILY” 』の製本風景の撮影。Jinさんをはじめ、編集やデザイナーの方々の目には製本工程が新鮮に映っていると思うと、嬉しく感じつつも、自分たちの目に映っている見慣れた製本はこれからどんな風に発展させていけばより良くなるだろうかと考えます。
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もう一つは篠原紙工図書室の設計デザインを担当してくださったOLDNEWさんが篠原紙工のリノベーションを施工事例として残すための撮影でした。篠原紙工図書室は本棚の奥がガラスになっていて工場が見えるのですが、このアイデアはOLDNEWさんからのご提案。図書室に来る方々は(特に機械が動いている平日) みなさん自然と目線は制作風景へ。この空間の一番の見どころで、篠原紙工を象徴したデザインだなと感じています。本棚から本を手に取るときにどの1冊もこんな風に機械と人が動いてつくられていていることを、ふとした瞬間に思い出してもらえたら嬉しいです。
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図書室の撮影はカテゴリーでいえば建築撮影になるのですが、今回OLDNEWさんが選んだフォトグラファーは普段はどっぷりと広告業界でご活躍されていると。建築写真でカッチリした感じよりも人の雰囲気や躍動感を出すという理由で撮影を依頼されたそうで、篠原紙工で働く我々の雰囲気もほどよく写りつつも内装がメインの写真になっているところがナイスでした。
と、昨日は少しだけいつもとは違う日でしたが、篠原紙工はこんな感じで日々過ごしています。
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