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春の予定

もうすぐ3月。日本だと春は何かと変化の時ですが、篠原紙工は季節に関係なく変化が多い会社だと思う。今年の春は、長年勤めていたメンバーのひとりが次のステージに行くため、退職することが決まっています。いなくなってしまうことでそのポジションに大きな穴が空いてしまうことは悩ましいけれど、人生でやりたいことがあって、その方向へ進むとなれば、応援以外にすることはない。応援したい退職となると送り出す方の気持ちは全然違う。残ったメンバーもそれぞれ頑張って(仕事をしていこう)生きていこうと思える。

3月にはもう一つ、ビックイベントが。オランダからオランダ人製本家がやってきて、篠原紙工でしばらく一緒に手を動かす予定も入っています!昨年の9月は篠原紙工が彼の製本工場へ行って職場体験をさせてもらい、今回は彼が篠原紙工で職場体験をするという企画。これは本当に楽しみ。子供の頃に戻ったかのように、仲良くなった友達が会いにきてくれるかのような気持ち、それしかない。

オランダ人製本家「Wytze Fopma =ヴィッツェフォプマ」この名前はしょっちゅう出てくることになりそうです。(よろしく)。彼にとっては断裁も手加工も機械をいじることもいつもの延長に過ぎないだろうが、国が変われば、些細な違いも出てくるかもしれない。そういった小さな違いや考え方が互いに交換できれば大きな学びとなるであろう。彼は篠原紙工で何を得ていくのか、日々のドラマ、リアルなドラマが楽しみです。



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