綴る

芝木好子小説集「新しい日々」刊行1年記念イベント

ウェブサイトでも制作ストーリーを紹介している 芝木好子さんの小説集 「新しい日々」。
この本は本当にたくさんの偶然が重なり仕上がった本。4種類のデザイン違いの表紙で制作した通常版と、1冊づつ手を動かして制作した特別版を昨年2021年に刊行しました。書籍のイベントというと出版直後にすることが多いとは思いますが、篠原紙工では、今年2022年の9月に刊行1年記念イベントとして行うことにしました。
本が書店に並んではすぐに姿を消えてしまう世の流れに対して、もう少しゆっくりと、時間をかけて1冊の本を長く売る、という考えはどうだろうか?という造本を担当した新島さんの考えがそこには詰まっています。

イベントの内容は関連書籍や物販の販売、この本の装丁デザインを手がけた新島さんによる特装版の公開制作。箱に紙を貼り付ける様子など細かな作業が手でどのように行われているかを見学することができます。また、特装版を作るきっかけになった、染色家であり作家の志村ふくみさんの数々の美しい織物がご覧いただける裂帖の展示。そして、いか文庫の粕川ゆきさん、 個人出版である 書肆汽水域の北田博充さん、 篠原紙工の新島龍彦、3名によるトークイベントも企画しています。トークの内容の詳細はまだ決まってはないので、決まり次第SNSなどで発信していきますね。
◎イベントの予約、詳細はこちらから
https://shinoharashiko-event-22-01.peatix.com/

新しい日々通常版のストーリー
https://www.s-shiko.co.jp/design/newdays-regularedition/
特別版はこちら
https://www.s-shiko.co.jp/design/newdays-specialedition/

綴る04