綴る

大改造計画

実はここ数ヶ月、篠原紙工は大きなリノベーション工事をしています。
1階の事務所の部分を中心に壊し、オープンスペースをつくっているのです。1階は事務所だけでなく、断裁機や活版印刷のプラテン機もあり制作現場としての空間でもあるので、機械の大移動も行いました。この機械の移動というのが工場となると容易ではない。「トン」単位の物を動かすので業者さんを手配して、一大事です。しかもこのリノベーションは普段の篠原紙工の仕事を止めずに並行しながら行うので、工事計画を立てるのにも一苦労でした。でもそこは施工会社さんと篠原紙工の社員とで知恵を合わせて何とか乗り越え、ここまできました。

まだ完成ではないのですが、ここ数ヶ月の篠原紙工はこんな感じで動いています。そしてオープンスペースとは?ということですが、篠原紙工が手がけた本を誰もが自由に手にとることができるスペースがあったらな、ということで前々から心の中にあった願いです。それが今、叶いつつあるのです。オープンスペースというのは仮で呼んでいる名前でゆくゆく本格的なネーミングや空間作りをやっていきます。工事中の時って、自分がイメージしている空間と建築家の方が提案してくださったデザインや模型がどこまで自分の想像するものとあっているかわからなくて、想像力がストップしてしまう感じがあるのですが、それも出来上がってのお楽しみということで、工事を日々観察している毎日です。

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