ものを売る

「こういうモノを作りたい」デザインや形がある程度決まっていて、それを量産する時に、さあ、どうしよう？この段階くらいから、私たち篠原紙工は出番です。
クライアントの予算や納期を考慮して量産ルートに乗せる仕様を考え、製品が出来上がるまでの進行を管理。私たちの仕事を大まかにいうとこんな感じ、ですね。

最近、私たちはオリジナル商品を作って売る、ということにチャレンジしています。
ところが、なかなか難しく……。
私たちはものを作るのは得意だけれど、何もないゼロのところからアイデアをだし、ものを作り出すという経験があまりありません。
過去に「開かれた工場」を目指して 4Fes! (ヨンフェス) というイベントをしたり、篠原紙工で作れるユニークな紙加工見本セット 4F BOX なども作りました。それはデザイナーも加わって、多くの人がかなりのエネルギーを注いで作りました。結果、すごく面白いものができたし、細く、長く売れています。

今回のオリジナル商品販売は４F BOXの時とは違って、篠原紙工の社内のメンバーだけで開発＆販売をしています。慣れないことがたくさん！あるのですが、アイデアをひねり出すことや、売り出し方、PRのしかた、ECサイトの見直し、たくさんの課題を自分たちで乗り越えるということに今の段階では意味があると思っています。

ECサイトがこれだけ普及して、だれでも、どこでも、お店を開くハードルがすごく下がったけれど、やるべきことはたくさんあるし、ダイレクトに自分たちがやった結果が（嬉しくも、厳しくも）返ってくることが目に見えておもしろい。
こんな感じで、思い描く理想に行くには、まだまだ勉強中の私たちです。
簡単にお店やネットで物を買ったりしているけれど、自分たちでゼロから販売するという経験をすると、世のお店で売っているものたちが全てすごいものに見えてしまいます。笑　
自社製品やサービスの販売、始まったばかりですが、まずは自分たちが楽しむところからスタートです。

https://factory4f.stores.jp/