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ブックフェア CODEX 2024

2024年 2/4 (日) カリフォルニア州、オークランド。
CODEX 2024」というブックフェアを視察のためアメリカにいます。日本ではもしかしたらあまり知られていないブックフェアかもしれませんが、 篠原紙工のスタッフの情報を元に、思いきって旅立ち今ここにいます。今年で第9回目とまだ歴史が浅いイベントにも関わらず、出展リストを見ると世界中からたくさんの人が参加しています。 昨日はフェアが始まる前のプレパーティーがサンフランシスコで行われるという情報を掴んだので、足を運んでみることにしました。

会場はSan Francisco Center for the Book (SFCB)
ここでは製本のワークショップやレクチャー、アートブックの展示なども定期的に行われていて、印刷製本のことを知る、入り口のような存在として最適な場所です。NPOで運営されているようで、地元の人々の印刷物や本づくりへの愛を感じられました。ワークショップ、レクチャールームには、手製本で使われる道具や古い印刷機などが並び、定規や糊、カッター、篠原紙工でも見慣れた細々した物が表記された棚にきちんと収納されていて、道具を大事に使っている様子がわかります。普段すぐ手元にある物達の名前が英語になるだけで別の物に感じてしまいます。


さて、プレパーティーはというと、パーティーというには物足りない人数。テーブルの上にはワインや軽食が並んでいて、準備OKなはずなのですが。
パーティーに参加する側としても、全く何も頂かないのも失礼と思い、スタッフらしき、やや年配の方に話しかけ、ドリンクを頂くとラフに会話がスタート。どうやらこのCODEXのプレパーティーは色んな会場で行われてるとのこと。「今夜は雨だし、この(SFCB)会場ではこれくらいかねぇ、もう少し遅くなれば人は来ると思いますよ。」と。彼女はボランティアスタッフで展示をするわけではないのだけど、ご自身でも製本をしていて、フェアに関わると色んな人に出会えるし、それが楽しいことの一つ、と、生き生きお話ししていました。ブックフェアや印刷製本カルチャーはサンフランシスコ周辺で一つのコミュニティのように感じます。

篠原紙工のことも話し、会社案内のパンフレットを見せると一言目に「エレガント!」でした。続けて彼女は「見る限り、CODEXに来るのは正解よ、遥か遠い国(Japan)から時間もお金もかけて来たのは素晴らしい決断よ。」社内の応援はありながらも、個人的に視察に来ているので、そうやって現地のスタッフの方々に一言もらえて、すごく励みになりました。オークランドでの展示会場を中心に、近くの都市バークレーではシンポジウムも開かれる予定です。アートブック、ブックアートの大きなイベント、いよいよ始まりです。

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